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卵は完全食品ではない!?スポーツする人におすすめの食べ方とは?

卵は完全食品ではない!?スポーツする人におすすめの食べ方とは?


ライター

卵はコレステロールを多く含むから1日1個までだと今でも思っていませんか?今回は今回はスポーツする人はどのように卵を食べたらいいのかについて説明していきます。

卵は1日1個までが良い・・・というのは。もう昔のお話。

コレステロールを多く含むのでそういうことが言われてきましたが、2015年から国の基準も変わり1日に摂取するコレステロールの目標量はなくなりました。

コレステロールは摂取する量よりも、肝臓で80%が作られていることが分かってきたからです。

今回はスポーツする人はどのように卵を食べたらいいのかについて説明していきます。

意外と間違った摂り方をしている人もいるかも知れません。

卵のカロリーとタンパク質

さてこの卵。大きさにもよりますが、1個は約80kcalたんぱく質は約6g含まれます。

1パック200円程度で販売されていたりもして、そうなると1個20円。

しかもゆで卵や目玉焼きなど簡単に食べれるものから、例えば肉を卵でくるんだピカタや、魚介の卵炒め、、、というように、たんぱく質の多い食材との相性も抜群で、手軽にプラスもできます。

 

卵に足りない栄養素とは?

野菜

そして卵は完全食品とも言われています。でも2つだけ含まれない栄養素があるのはご存知でしょうか。

それはビタミンC食物繊維なのです。

この2つはスポーツをする人にとっては多く必要となる栄養素。つまりスポーツする人にとっては、卵は完全食品とは言えないことが分かります。

足りない栄養素の補い方

ではどうするか。
ビタミンCと食物繊維を補えばよいのですから、それを含むものを一緒に取れば良いわけです。

ということは、野菜と果物が良いことがなんとなく気づくかと思いますが、その中でもおすすめは野菜ならばほうれん草きゃべつかぼちゃが、果物ならばキウイアボカド、そしてこれから旬となるいちごがお奨めです。

目玉焼きを食べるならば、上記の野菜を温野菜にしてしまえばよいわけですが、ちょっと手を加えて、ほうれん草のソテーや千切りきゃべつ、かぼちゃのマッシュサラダなどでも良いわけです。

もちろん、卵料理のあとに上記の果物を食べるというのでも良いです。

そうなると、スポーツする人にとって卵は最強の食材になるわけです。

白身だけ食べるのをお勧めしない理由

生卵

また以前は高たんぱく質低脂肪ということで、卵の白身だけを食べることが流行っていました。

もしかしたら今も卵の白身だけ、、、という方がいるかもしれません。が、それは要注意。

確かに白身はたんぱく質が多く低脂肪です。でも黄身の方には、スポーツ時に多く必要となるカルシウムが卵白よりも多く含まれるのです。

さらに、疲労回復などにも関与するビタミンなども卵黄の方が多く、運動をして効率よく体を作りたいならば、むしろ卵黄と卵白は一緒にとりたい食品なのです。

卵の質にもこだわるのもおすすめ!

そして卵で身体をつくるときにさらに余裕があれば、質を重視して選んでみましょう。

ここ最近、グラスフェッドバターなどのように何を餌にしているかによって、食品の栄養成分が変わることが一般の人にも知られてきています。

もともと卵も、餌次第で例えばパプリカをたべた鶏の卵は黄身の色が濃くなったり、EPAなどの餌をとった鶏の卵はEPA強化卵などのように餌で卵の栄養価も変わります。

多くの鶏は、とうもろこしが飼料の中心ですが、どういう餌なのかという飼育法などもチェックしてみてもおもしろいかと思います。

パッケージに、「この卵は○○を餌に、、、」「○○が強化されています」などと書かれていて、卵もさまざまあることが分かります。

まとめ

 

さてスポーツするときに上手な卵の食べ方はわかったでしょうか。

最後に1点、卵は食べ過ぎないほうが良い人がいることもお伝えします。

卵を食べたときに一部の人では卵を食べると血中のコレステロールの数値があがりやすい人もいることが分かっています。

遺伝や体質的にコレステロールが高めの方は、もちろん食べ過ぎないようにしてください。

 
カテゴリ:知識

取材・この記事を書いた人

投稿者・寄稿者
川端 理香 (Rika Kawabata)

元日本オリンピック委員会(JOC)強化スタッフ。プロスポーツ選手から子どもまで、広くサポートを行う。パフォーマンスアップのための講義やメニュー作成、プロスポーツ選手の食事を例にした子どもたちへの食育も行う管理栄養士。


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